医薬品輸送は四国運輸が近年最も力を注いでいる分野であり、業務開始以来、年を追うごとに取引先メーカーも増加しています。これは、誤配や遅配のない輸送体制はもちろんのこと、医薬品輸送には不可欠な定温輸送ができる専用車輌を保有していることが挙げられます。メーカーの出荷から方面別仕分け、配送まで、一貫して徹底した温度管理による品質保持を可能にしていること。集荷から配送に至るまで冷凍機を装着した定温輸送車輌を積極的に導入していることや、人命に関わる医薬品を輸送する専属ドライバー達の社会的責任感の強さがメーカーの皆様の信頼を得てきたことによります。特にドライバー達の医薬品に対する知識や責任感は品質保持に大きく関わるため、四国運輸では定期的にスタッフミーティングを行うと共に、メーカーから薬剤師を招いて講習会を随時開催するなど、設備面だけではなく、スタッフ達の責任感の再認識や知識の習得にも努めています。

物流センターに到着した医薬品は、迅速に仕向け先別に振り分けられます

物流センターや、主要配送拠点内には保冷庫を設置。

医薬品は温度変化や振動・圧迫などにより品質に影響がでやすいデリケートな貨物です。四国運輸では徹底した温度管理のもとで輸送ができるように物流センターや配送拠点に保冷庫を設置し、常にメーカー指定の温度帯で集荷から保管、配送ができる体制を整えています。また、車輌におきましても、走行中の荷室内の貨物へのダメージを軽減し安定性を保つエア・サスペンション装着の4軸低床車をベースに、温度設定の異なる貨物を同時に輸送できるニ層式車輌を配備。輸送時の品質保全と同時に効率的な輸送によるコストの低減化も実現しています。

運転席から温度調整が可能。荷室内の温度設定がワンタッチで。

荷室内を二層に仕切り、異なる温度帯で輸送することも可能。

輸送中の振動を最小限に押さえるため、専用車にはエアサスペンションを装備。